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最近の嫌煙・禁煙運動を見て思うこと

私は元喫煙者

私は以前は喫煙者でしたが、6年前に禁煙をしました。とはいいつつ、お酒を飲んだりしているときに、もらいタバコでついつい一服してしまったりするときもあります。

私がタバコをやめたのは、健康を考えてというわけではありません。タバコで年7〜8万円支出している現実に気付き、「これは無駄な出費だな」ということで禁煙に踏み切りました。

自分が喫煙者であるときからタバコへの風当たりは年々厳しくなっていましたが、最近はさらにその風潮が強まっているようです。

受動喫煙リスクと加熱式タバコの登場

受動喫煙のリスクを軽減するために、受動喫煙防止条例が東京都では制定されました。2020年から施行されます。

「東京都受動喫煙防止条例」を制定しました|東京都

受動喫煙のリスクに関して、ここで説明は致しません。統計的に肺疾患等のリスクが上がるという事実は否定できません。

この世間の流れを受け、タバコ会社は新たな一手を考えてきました。それが加熱式タバコです。2015年にiQOSがフィリップモリス社から発売され、大人気による品薄から値段がネット上で高騰するという事件も起きました。

私はこの加熱式タバコ登場を見て、とても感心しました。

なぜならばこの製品は受動喫煙のリスクを従来よりも大きく低減させ、タバコを吸いたい喫煙者のニーズと受動喫煙の被害を受けたくない非喫煙者のニーズを解決できる方法だと思ったからです。

しかも、加熱式タバコは電子機器ですから絶対に故障や製品の寿命があります。スマートフォンのように定期的にモデルチェンジをすれば、製品買い換えによる経済効果もありそうです。

タバコは全員の敵なのか

しかし、世の中の流れはそうではなさそうです。

加熱式タバコにも受動喫煙のリスクはあるという見解です。喫煙者の吐いた息に含まれる成分による受動喫煙のリスクは無視できないという意見があります。

https://www.jmsf.or.jp/files/20180325sympo_03s.pdf

確かにリスクがゼロになったとは言えないとは思います。でも、これ私の全くの私見ですが、タバコというものは「全員の敵」であり、絶対に害のあるものなんだ! という前提ありきな見解な気がしてなりません。

それよりも、知恵を絞ってどうすれば喫煙者と禁煙者が共存していくことができるかをよく考えましたね。加熱式タバコすごいじゃないですか!  という感じで、この研究に時間を割いたエンジニアを褒めてあげてもよいのではと思います。

こういう「全員の敵」という存在を作り、何があっても叩くということは、時にとても危険な状態を引き起こすリスクがある気がしてなりません。某国がとかく我が日本を色々な理由で難癖をつけてくるのと何か似ているような気がします。

別に喫煙者の肩を持つわけではありません。紙巻きであれ、加熱式であれ、喫煙による健康リスクを無視することはできないと思います。

ただ、加熱式タバコが紙巻きタバコの引き起こしている受動喫煙のリスクを低減させているならば、これに関してはポジティブに捉えるべきではと考えています。

タバコは全人類の敵であり、何があっても悪いんだという前提で批判するのではなく、前向きな方向でリスクを検討しつつ改善策が提言されていくような世の中になるといいですね。

どんなものにも良い点、悪い点の2つの側面がある

今回はタバコを題材に自分の意見を述べました。

何を言いたかったかというと、「世の中の全ての物に良い点・悪い点があり(もちろん程度の差はありますが)、どちらか一方だけを肯定や否定するのではなく、両方を様々な角度から検討し、前向きな方向に考えるようにできれば、世の中がいい方向に向かっていくのでは」、ということです。

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