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「街の熱帯魚屋はなぜ潰れないか」をリアルに理解した!

勤務先近くに熱帯魚屋さんがあった

同僚数人とランチをしている時に、自分が熱帯魚飼育をしていることを話していたら、同僚に「会社近くの✖️✖️通りに小さな熱帯魚屋さんありますよ。」と教えてもらえました。

「何それ知らなかった。」ということで、その店へ退社後に寄り道をしてみました。

ん? 本当に小さな店だ

本当に小さなお店です。アクアフォレスト新宿店さんの半分もないくらいの大きさです。

魚、水草、飼育用品の品揃えも至って普通。「この規模でどうやって売り上げを確保しているんだろう?」と疑問に感じながら、ちょうど水槽のコケ取りアイテムが欲しかった私はいくつかある品のどれにしようかを手に取りながら考えていました。

初老の夫婦2人現る!

そんな中、60代くらいの夫婦がふらっと現れました。色とりどりの熱帯魚が泳ぎ、水草が綺麗にレイアウトされていた店内の120cm水槽を指差し、「中に入っている生き物含めて、これをこのまま購入したら幾らかかる?」と店員さんに質問しました。

「ろ過用のフィルター等全部まとめて70万円です」

「でも、世話するの大変だよね? これだけ大きいと」

「それなら月2回のメインテナンスを4万円で引き受けてます。水換え、掃除、全てやりますよ。」

「あー、そうなの。それはいいね。こういう大きな熱帯魚水槽をリビングに欲しかったんだ。じゃあ、この水槽をメインテナンス付きで買います。」

このやり取りにかかった時間、わずか数分です。

なるほど、こういうお店は店での売り上げだけでなく、私達の目には見えない水槽のメインテナンスという作業で収入を得ているということをリアルに目撃することができました。

その昔、竿竹屋はなぜ潰れないか、というベストセラー本がありましたが、そこに書いてあった内容とほぼ同じです。

これはよくできたビジネスモデルだ。

水槽のメインテナンスは、プロにかかればそんなに時間はかからないでしょうから、月2回4万円はなかなか美味しい商売です。他のお客との掛け持ちも簡単にできます。

しかも、これだけの買い物を即決できるお客様であれば、高い熱帯魚や器材も勧めた通りに購入してくれそうです。もしかしたら、お金持ちの友達を紹介してくれるかもしれません。なかなかよく出来たビジネスモデルです。

こんな景気のよい買い物が数分で決まっている間、私は1000円以下のコケ取りグッズをどれにしようか悩んでいました。

なんか虚しい。。。。

大型水槽を格好良く飾ることのできるリビングのある家に住もう、頑張るぞ、と決意した夜でした。でも、大型水槽を購入しても、自分でメンテナンスします。業者には頼みません、だって自分のやるでお世話するのが楽しいわけですから。

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